保護者だより@塾講師カミノ

受験が嫌いな現役塾講師です

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はじめに

はじめまして。

国内の某学習塾で塾講師をしている神野と申します。

自己紹介についてはこちらの記事に記載していますので参照して下さい。

kamino-clover.hatenablog.com

 

詳しい内容はこちら

現役塾講師が世の中の教育問題や成績アップに役立つ豆知識をこのブログで公開していこうと思います。

小学生・中学生・高校生、いずれについても講師の経験があります。

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数学の“思考力”って何ですか!?【塾講師の疑問】

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はじめに

かねてから口酸っぱく言っていますが、数学の成績を上げるために反復することは絶対に必要です。

kamino-clover.hatenablog.com

 

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反復を繰り返すことで、計算ミスを減らすことができます。

文章題の解き方を身体にしみこませることができます。

同じ問題を解き続けることで点数が伸びる学習習慣を身につけることができるのです。

ですがこの学習法を推奨すると、必ずと言っていいほどやってくる批判があります。

それが『そのやり方では思考力が伸びない』というもの。

解き方を丸覚えするこの学習方法では、自分で考える力が身につかないというのです。

それが教育の素人からの発言であればまだ何とかなるのですが、数学のプロフェッショナルな方からもそんな指摘が来るものですから、私としても厳しさを感じてしまいます。

ですが正直、私はこの批判を真に受ける必要がないと思っています

思考力うんぬんというのはしょせん机上の空論。

数学がもともと得意な人の理想論でしかないと思っているからです。

そういう主張をしている人に限って、たいてい教えるのはヘタだったりします。

そんな人の言うことを真に受けなくてもいいやと思ったりもしてしまいますね。

・・・とは言うものの、だからといって思考力を全く無視するのもよくないかと思います。

反対するにしても、きちんと思考力についてよく熟考したうえで反対するべきですよね。

ですから今回は一度、思考力についてマジメに考察してみました。

あくまで私なりの意見です。

人によって意見は様々ですから、あくまで参考の一部としていただけたらと思います。

では参ります。

 

そもそも思考力とは・・・

私の考えが間違っていなければ、思考力とは『自分の頭で考え、自分で答えを導き出す力』だと思っています。

確かに大切な力であると思います。

ですがそれを数学に求めるのは間違えていると思いますね。

数学には答えがあります。

それもたった一つ。

その答え以外の解答はすべて間違いであると全否定されるのが数学の世界です。

例えば1+1の答えを考えたとき、思考力をフル回転させて全力で導き出した答えが3だったとします。

このとき思考力をフル活用し、正解しようと必死に頑張りました。

ですが答えが間違っています。

この場合にはその人の考え、すなわち思考力は間違っていると全否定されます。

結局正しい答えを導き出さないと、その人の思考力は評価されません。

そして正解を導き出すためには、結局学校や塾で習うやり方をマネするしかないのです。

一度思考力を捨て、マネしないと正解を導くのは難しいんです。

思考力を鍛えるのと正しい正解を導き出すのは両立しがたいのです。

絶対に両立しないとは言いません。

ですが両立しにくいのは確かです。

思考力をフル活用し、自分流に問題を解くと変なクセがつき、結局成績はのびません。

成績を伸ばすためには一度思考力を捨て、学校や塾のやり方をマネするしかないのです。

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思考力を鍛えるおススメの方法

前述のように、数学は思考力を鍛えるのにはあまりおススメしません。

思考力を鍛えるためにはまず国語で学習することをおススメします

国語と数学の違い、それは明確な答えの有無です。

前述のように、数学は明確な答えがあります。

ですが国語には明確な答えがありません。

『ない』というと誤解を生みますが、国語では人それぞれ答えが違って、それぞれの答えが尊重されます。

例えば夏目漱石の『こころ』を読み終えたとき、『おもしろかった』という子もいれば、『つまらなかった』と思う人もいます。

具体的に面白かったところも人それぞれですし、登場人物の心情についての考え方だって人それぞれです。

明確に『こうでないとダメ!』という答えがあるわけではないのです。

それこそが数学との明確な違いであり、思考力を伸ばしやすい要因です。

国語では人それぞれの答えが尊重されます

もちろん的外れな答えは良くないですが、数学ほど厳しく否定されることはないですからね。

国語のように答えの壁が薄い学問でこそ思考力が伸ばせるのだと思います。

それぞれの思考が尊重され、明確に否定されにくく、ノビノビ思考することができますからね。

数学のようにマニュアル通りに答えないといけない窮屈さがないのが国語の魅力です。

私は国語の授業のとき、単語の学習をよくします。

このとき、単語の意味を覚えてもらうのですが、ただ単語帳に書かれている通りには覚えさせません。

単語帳に書かれている意味を参考にしつつ、自分なりの表現で意味を説明するように求めます。

すると生徒たちは頭をフル回転させるんですよね。

普段使わないような頭の使い方をするものだからすぐに疲弊し、休憩を頻繁に求めます。

これこそが本当の意味で思考力を働かせている証拠なのではないかなと思います。

よほど的外れでなければ、その答えはきちんと個性として尊重しますし、否定もされません。

そういった国語の特性こそが、思考力を伸ばすのに最適な側面ではないかと思いますね。

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さいごに

数学で思考力を伸ばす。

これは机上の空論だと個人的には思っています。

確かに間違いではありません。

ある程度数学ができる学生であれば、自分の頭で解き方を導き出せるようになります。

誰にも聞いたことのない方法で問題を解き、数学を通じて思考力を伸ばすこともできます。

ですが大半の学生にとって、数学と思考力をむずびつけるのは至難の業です。

彼らにとって大切なのはまず正しい解き方を身につけること。

計算ミスをなくし、応用問題を解き切るために反復を通じてその方法を覚えることです。

数学が苦手なうちは理解も思考力も一旦捨ててまずは問題を解けるようにすることだけを考えてほしいのです。

塾講師の中には数学が苦手な生徒にも思考力を押し付ける人が多数います。

そしてこういった大人の都合を押し付けられ、逆に数学が解けなくなってしまう生徒に今まで何人も出会ってきました。

数学を理解し、思考力を磨くのはだいぶ先のことだと思ってください。

思考力ありきの数学教育は、学生をより数学嫌いにしてしまうだけです。

思考力を伸ばせるのはごく一部の最上位生徒のみ。

凡庸な生徒さんが思考力を伸ばすためには国語が一番手っ取り早い気がしますね。

『思考力』という良さげなイメージにとらわれないでほしい。

世の親御さんにそう強く主張したいですね。

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