塾講師カミノ@塾のお悩み解決部屋

受験が嫌いな現役塾講師です

塾講師の仕事ってラクなの?

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はじめに

塾講師をしていると、よく仕事内容について問われます。

他のバイトと比べて、良い仕事なのかと聞かれることが多いですね。

生徒・友人など、様々な人にそれを聞かれます。

 

塾講師といえば、比較的時給が高めであることが特徴です。

それだけ任されている仕事が大きいということでもあります。

そのため責任を伴うし、プレッシャーもあります。

その割には退屈そうに仕事をしているとみられることもある。

どうやら塾講師の仕事は皆さんからしたら謎に満ちているようですね。

 

結論から言うと、ラクですよ。

もちろんキツい時もあります。

ですが接客などの他業種の仕事に比べればかなりラクだと思います。

 

とは言うものの、全員が全員ラクだとは言いません。

ラクになるまでには長い道のりを要するのです。

そのあたりの具体的な話をしていこうと思います。

 

 

仕事がラクだと感じる瞬間

塾講師の仕事は生徒の成績を上げることです。

そのためにどの講師も必死に考え、工夫を凝らした授業を展開するのです。

 

ですが正直、慣れてしまえば成績を上げる方法なんて簡単です。

生徒の成績を上げるために、手間のかかる授業をする必要なんてありません

何なら勉強を教えることもほとんどありません。

生徒がきちんと問題を解いているかをチェックする。

それくらいしか仕事といえる仕事はないですね。(笑)

 

正直塾講師の仕事の8割程度は最初の数回の授業でほぼ終わりです。

最初の一か月程度の授業で正しい勉強法、コツ、考え方を伝授することはできます。

その間は確かに大変ですが、それ以降の授業は所詮生徒の学習チェックだけ。

授業時間が60分だとして、55分は休憩時間のようなものです。

 

生徒が問題を解く様子を観察し、偉そうに指導するだけ。

あるいは生徒が退屈しないように雑談の話し相手になること。

それが塾講師の仕事です。

これだけで給料がもらえるなんてラクですよ。

給料をもらえるのが申し訳ないくらいです。

 

楽しくおしゃべりをし、ただじっと座っているだけ。

これだけで実際、生徒の成績は伸びるんですよ。

逆に授業時間すべて全力で仕事をすると、生徒の成績は伸びにくくなります。

 

生徒の成績を伸ばすうえで重要なのは自習です。

 

kamino-clover.hatenablog.com

 

それを促すだけで成績は上がり、塾講師としての仕事は果たせます

こちらから何かしなくても、

生徒が勝手に頑張って、勝手に成績を上げてくれるのです。

 

 

仕事がキツいと感じる瞬間①

これまで授業がラクだと感じる瞬間について述べていきました。

ですが当然キツイと思う瞬間もあります。

それは主に塾講師としての経験が浅い時期ですね。

 

塾講師になりたての時には塾講師側の準備が不可欠です。

授業をするための予習、

この時間は時給も手当ても出ないので、実質タダ働きです。

時給が高いので塾講師になる人が多いのですが、

この間は給料が割に合っていないですね。

 

講師なりたての時にはどう指導すればいいのかわかりません。

授業方法が分からず、迷走する日々。

講師がしどろもどろしているせいで生徒からの信頼も格段に下がります。

そして生徒の成績を上げることができなくなっていく。

とことん悪いサイクルが続くわけです。

 

そんなふがいない自分が嫌になる日々を送りながら、

はじめのうちは塾講師を続けているのです。

もちろん職務内容のつらさもありますが、生徒や保護者に対しての罪悪感もあります

 

今ではダラダラした授業ばかりしている私ですが、

最初のうちは自分の教え方が正しいのかわからず、迷い続けていました。

勤務時間外でも様々な問題集に目を通し、最適な学習法を見つける毎日。

たとえ給料が出なくても、これらの下積みは不可欠でした。

そこから指導法が安定し、

ラクできるようになったのは講師をはじめてから2,3年後くらいですね。

 

その時期さえ超えてしまえばあとはラクです。

今では全く授業前の予習なんてしませんし、授業中もずっと休憩時間ですから。

 

 

仕事がキツいと感じる瞬間②

これは特に家庭教師などの個別指導塾で言えることですが、

塾講師は収入が安定しません

集団指導塾なら、生徒一人の欠席があっても授業はあります。

だからその分の給料は保証されます。

 

ですが個別授業、特に1対1では生徒一人の休みでその分の授業が完全にキャンセル。

授業がない以上、当然給料も発生しません

 

以前お話しした通り、私は2021年度、とてもうまくいきました。

担当した高三の生徒の大半が年明け前に進路を決め、

そして年明け前(12月)に退塾しました。

 

するとそれまでは存在した授業がすべてなくなります。

その分の給料は当然出ません。

生徒の志望校合格に貢献したのに、給料が減る

なんだかとてももどかしい思いがしましたね。

 

 

さいごに

なんだかんだで塾講師は恵まれています。

慣れてしまえば仕事はラクだし、いくらでもサボりようがあります

責任は塾スタッフに丸投げし、こちらは自由に仕事のやり方を任せてもらえます。

上司にがんじがらめにされることもないし、ラクなのは確かです。

 

それに加え、生徒の成長を間近で見られるという魅力もあります。

成績が上がった時、生徒の目が輝きだす。

その瞬間はダイヤモンドよりも魅力的です。

決して誇張ではなく・・・ね。

 

ただしその分、背負うものがあります。

先ほど責任は塾スタッフに丸投げするという話をしました。

ですが生徒の成績が上がらなかった時の罪悪感、

生徒や保護者、塾スタッフへの申し訳なさ、

これらに耐えるのはなかなかつらいものがあります。

 

当然といえば当然ですが、結果が出ないとつらいです。

そういう意味ではすべてがラクではありません。

そのことはよく覚えておいてほしいなと思います。

 

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